厳島神社の大鳥居と、海に浮かぶような朱塗りの社殿を巡る広島・宮島への旅をご紹介します。
みなさま、こんばんは🌙
9月6日、日曜日はいかがお過ごしでしたか?😌
週末もあっという間ですね。
昨日は、青森県の深い森と透明な清流が美しい奥入瀬渓流をご紹介しました。
そこで今夜は、森の緑から少し離れて、瀬戸内海に浮かぶ朱色の世界へ向かいます✨
今回ご紹介するのは、広島県廿日市市・宮島にある嚴島神社です。
青い海。
深い緑の山。
そして、その間に広がる鮮やかな朱塗りの社殿。
さらに海の中へ堂々と立つ大鳥居。
自然と建築が一つの風景になった、日本を代表する世界遺産です。
⛩️ 厳島神社の大鳥居と海に浮かぶ社殿
厳島神社の景色を初めて見たとき、多くの方が気になるのではないでしょうか。
「どうして神社を海の上に造ったの?」
宮島は古くから、島そのものが神聖な場所として信仰されてきました。
嚴島神社の公式由緒では、現在地に社殿が建てられたのは593年、推古天皇即位の年と伝えられています。
海水が満ちたり引いたりする場所に社殿が設けられたことで、現在のような独特の景観が生まれました。
そして潮が十分に満ちると、社殿の床下まで海水が広がります。
すると朱色の回廊が、まるで海の上へ浮かんでいるように見えるのです✨
🌿 平清盛によって現在につながる姿へ
厳島神社の歴史を語るうえで欠かせない人物が、平清盛です。
公式サイトによると、平清盛は嚴島神社を篤く崇敬し、1168年に寝殿造の様式を取り入れた社殿へ修造しました。
寝殿造というと、京都の貴族文化を思い浮かべますよね。
その優雅な建築様式を海辺の神社へ取り入れたことで、嚴島神社はほかにはない華やかさを持つようになりました。
平清盛の時代には皇族や貴族も参詣し、都の文化が宮島へ伝えられたとされています。
ただ古い神社を見るだけではありません。
平安時代の人々がどのような美しさを求めていたのか。
そんなことまで想像しながら歩いてみると、景色の印象も変わりそうですね😌
✨ 1996年に世界文化遺産へ登録
嚴島神社は1996年、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
そして興味深いのが、世界遺産として評価されているのは社殿だけではないということです。
登録区域には、
朱塗りの社殿。
前面の海。
そして背後に広がる弥山の森林。
これらを含む約431.2ヘクタールが含まれています。
つまり、建物だけを切り取って世界遺産になったわけではありません。
山・海・建築が一体となった景観そのものが、大切な価値として守られているのです。
自然と歴史的建築の組み合わせがお好きな方には、以前ご紹介した 高千穂峡の絶景と真名井の滝 もおすすめです。
高千穂峡は大自然が作り出した景色。
一方、厳島神社は自然を尊重しながら人の手で形づくられた景色。
同じ「日本の絶景」でも、まったく違った魅力がありますね。

🔴 厳島神社の大鳥居は海の中へ刺さっていない?
そして、厳島神社を象徴するのが大鳥居です。
宮島観光協会によると、現在の大鳥居は1875年に再建された9代目とされています。高さは約16.6m、棟の長さは約24.2m、総重量は約60tです。
さらに驚くのが、その構造です。
大鳥居は巨大な柱を海底深くへ打ち込んで固定しているように見えます。
しかし実際には、鳥居そのものは自重を利用して立っています。
柱の下には地盤を安定させるための杭が使われていますが、大鳥居本体は約60tという重量によって安定する仕組みです。
何気なく眺めていた大鳥居にも、日本の伝統的な建築技術が隠されているのですね。
🌊 潮の満ち引きで景色が大きく変わる
厳島神社の大きな楽しみ方の一つが、潮の満ち引きです。
宮島観光協会では、潮位が250cmを上回ると社殿が海上に浮かんで見えやすくなり、100cmを下回ると大鳥居まで歩いて近づける目安と案内しています。
ここで、ちょうど今回の記事公開日である2026年9月6日を見てみましょう。
9月6日の予測では、
満潮:3:14ごろ・255cm
満潮:18:22ごろ・308cm
干潮:10:44ごろ・107cm
となっています。
つまり、この日の午前の干潮は107cm。
大鳥居まで歩ける目安の100cmをわずかに上回っています。
「干潮だから必ず鳥居まで歩ける」というわけではない点は覚えておきたいですね。
一方、18:22頃には308cmまで潮位が上がる予測なので、海上に浮かぶ景観を楽しみやすい時間帯です。
ただし、9月の嚴島神社は公式案内では18:00閉門です。
そのため、9月6日に訪れる場合は「境内参拝」と「満潮の景色」を同じ時間帯で考えず、余裕を持って計画するのがおすすめです。
最新の潮位はこちらの 宮島観光協会・2026年9月潮汐表 で確認できます。
🌅 満潮と干潮、どちらがおすすめ?
これは少し迷いますね。
満潮時には、朱塗りの社殿が水面へ美しく映り込みます。
さらに、大鳥居も海の中に立つ本来の姿で眺めることができます。
一方、潮が大きく引く日には、大鳥居の近くまで歩いて行けることがあります。
遠くから眺めていた巨大な鳥居を近くで見上げれば、その大きさをより強く感じられます。
どちらが正解ということではありません。
できれば潮汐表を確認して、違う時間帯で両方の景色を楽しむのが理想ですね✨
海と日本の景観が好きな方には、 天橋立の絶景と歴史 もぜひご覧ください。
天橋立も宮島と並び、日本三景として知られる場所です。
🌳 背後にそびえる弥山も世界遺産の一部
宮島へ行くと、どうしても大鳥居ばかりに目が向きます。
しかし、ぜひ一度後ろを振り返ってみてください。
そこには深い緑に覆われた**弥山(みせん)**があります。
弥山には、南方系の植物から針葉樹まで多様な植生が残っています。宮島観光協会も、その特徴的な植生を紹介しています。
そして先ほど触れた通り、この弥山の森林も世界遺産区域の一部です。
朱色の神社。
青い海。
深い緑の山。
この三つが重なったとき、宮島らしい景色が完成するのですね。
🦌 宮島の町をゆっくり歩く時間も楽しむ
厳島神社を参拝した後は、宮島の町をゆっくり歩いてみるのもおすすめです。
港から神社へ向かう途中には、昔ながらのお店や食文化もあります。
広島名物の牡蠣。
そして宮島を代表するもみじ饅頭。
景色だけでなく、その土地ならではの味を楽しめるのも旅行の魅力ですよね😌
また、宮島は島へ渡るところから旅が始まります。
船から少しずつ大鳥居が近づいてくる時間も、宮島ならではです。
同じ瀬戸内海の歴史ある風景をもっと楽しみたい方には、 鞆の浦の歴史と絶景 もおすすめです。
🏯 日本の歴史建築にはそれぞれ違う美しさがある
日本には、歴史ある建築物が本当にたくさん残されています。
以前ご紹介した京都の金閣寺は、金色に輝く建築そのものの華やかさが印象的です。
一方、厳島神社では建物だけではなく、海や山まで含めて一つの景色になっています。
そのため、同じ歴史建築でも感じる美しさは大きく違います。
これまでの「日本の魅力」記事も、 日本の魅力の記事一覧 からご覧いただけます。
日本各地を一つずつ巡っていくと、
「どうしてここにこの建物が生まれたのだろう?」
という背景まで知りたくなりますね✨
🕊️ 終わりに
推古天皇の時代から続くと伝えられる嚴島神社。
平清盛によって現在につながる美しい社殿が整えられ、1996年には世界文化遺産に登録されました。
そして今も、潮が満ちれば海に浮かび、潮が引けばまったく違った表情を見せてくれます。
厳島神社の大鳥居は、ただ写真映えするだけの観光スポットではありません。
海。
山。
信仰。
歴史。
建築。
それぞれが長い時間をかけて重なった、日本ならではの風景なのだと思います😌✨
昨日は青森の深い森を流れる奥入瀬渓流。
今日は瀬戸内海に浮かぶ朱色の神社。
同じ日本でも、本当に景色が違いますね。
日曜日も一日お疲れ様でした。
今夜は、静かな瀬戸内海に大鳥居と朱色の社殿が映る景色を想像しながら、ゆっくり体を休めてくださいね🌙
明日からまた新しい一週間です。
焦らず、無理をしすぎず、ご自身のペースで進んでいきましょう。
それでは、心穏やかな夜を。
おやすみなさい💤
嚴島神社の最新の拝観情報は、 国宝・世界遺産 嚴島神社公式サイト で確認できます。



コメント