Windows 11の仮想デスクトップ|作業別に分ける・切り替える方法

Windows 11の仮想デスクトップの使い分けをイメージし、二つの作業領域を紹介するRuri

調べものの画面、学習用のメモ、週末のお出かけ候補。別々の用事で開いたウィンドウが重なると、続きを始めるたびに探し直してしまいます。Windows 11の仮想デスクトップは、こうした画面を作業別に分けて使う方法です。

今回は、秋の学びとお出かけ準備を例に、作業場所を二つに分ける流れを紹介します。必要なのはWindows 11のパソコン。まずは名前の付いた二つのデスクトップを作り、行き来できる状態を目指しましょう。

目次

Windows 11の仮想デスクトップで、何を分けられる?

Windowsの複数のデスクトップは、開いているアプリやウィンドウを作業ごとにまとめるための領域です。Microsoftの公式説明でも、異なる活動やプロジェクトを整理する使い方が紹介されています。

例えば「学び」には読む資料とメモ、「お出かけ」には行き先を調べる画面を置きます。片方の用事をいったん止め、もう片方へ移る際に、作業領域を切り替える考え方です。仕組みはMicrosoftの「Windowsで複数のデスクトップを構成する」で確認できます。

ただし、デスクトップを増やすだけで用事の優先順位が決まるわけではありません。「今は何をする時間か」を自分で選び、その作業に使う画面をまとめるために使います。

二つの資料を同時に見るなら、スナップも候補

一つの資料を見ながら別の画面へメモしたい場合は、同じデスクトップ内でウィンドウを並べる方が分かりやすいこともあります。そのための機能が「スナップ」です。

したいこと 選ぶ機能
関係のない用事の画面を分けたい 仮想デスクトップ
二つのウィンドウを同時に見たい スナップ
開いているウィンドウや作業領域を見渡したい タスクビュー

スナップは、ウィンドウを画面の端へ移動させるなどして配置する機能です。詳しい操作はMicrosoftのスナップの使い方をご覧ください。作業ごとに分けた上で、その中の資料を並べる使い方も考えられます。

最初は「学び」と「お出かけ」の二つを作る

ここからは操作の例です。名前は自由ですが、初めてなら二つだけに絞ると、どちらに何を置いたか覚えやすくなります。「デスクトップ1」のままより、そこで行うことが伝わる名前を考えてみましょう。

  1. Windowsキー+Tabを押し、タスクビューを開きます。
  2. 「新しいデスクトップ」を選びます。
  3. デスクトップの名前を選択して、「学び」「お出かけ」などに変更します。
  4. 使いたいデスクトップを選び、その作業で使うアプリを開きます。

作成と名前変更の手順は、先ほどの複数デスクトップの公式説明に掲載されています。名前を付ける段階で、その場所に置きたいものを一言で決めておくと、その後の整理が進めやすくなります。

分ける基準は、アプリ名より「用事」

「ブラウザ用」「メモ用」と分けると、資料を読みながらメモするたびに切り替えたくなるかもしれません。今回は、学習に必要な画面を「学び」へまとめる方法を提案します。

一方、「お出かけ」には行き先の候補や持ち物を考える画面を置きます。旅程を考える段階では、AIを使った旅行計画の記事もあります。予定を考える作業と、開いた画面の置き場所を整理する作業を、それぞれ進めましょう。

開いているウィンドウを移し、作業を切り替える

すでに開いたウィンドウも、タスクビューから別のデスクトップへ移動できます。最初からすべてのアプリを開き直す必要はありません。

  1. Windowsキー+Tabでタスクビューを開きます。
  2. 移したいウィンドウを見つけます。
  3. そのウィンドウを、移動先のデスクトップのサムネイルへドラッグします。

右クリックメニューの「移動先」から選ぶ方法もあります。移動・切り替え・閉じ方は、MicrosoftのWindowsマルチタスクガイドで確認できます。

左右の切り替えにはショートカットも使える

デスクトップを選ぶにはタスクビューを使えます。慣れてきたら、Windowsキー+Ctrl+左矢印、または右矢印で、左右のデスクトップへ切り替える方法も試せます。

最初は、移動した一つのウィンドウだけを探してみてください。「学び」に移したメモが見つかるか、「お出かけ」へ戻れるか。この往復ができてから画面を増やすと、操作と整理を同時に覚えようとして迷わずに済みます。

Windows 11の仮想デスクトップの操作をイメージし、椅子に座ってPCを使うRuri
作業場所を決めたら、ウィンドウの移動と切り替えを試します。

分けたのに、別の作業のウィンドウが気になるとき

デスクトップを分けても、タスクバーやAlt+Tabでどの範囲のウィンドウを表示するかによって、見え方は変わります。現在の作業だけに絞りたい場合は、表示の設定も確認しましょう。

「設定」から「システム」→「マルチタスク」→「デスクトップ」を開きます。タスクバーとAlt+Tabについて、現在使っているデスクトップだけを表示するか、すべてのデスクトップを対象にするかを選べます。設定項目は、最初に紹介した公式の複数デスクトップの説明で確認できます。

見失ったと感じたら、増やす前に一覧へ戻る

開いたはずの画面が見当たらないときは、まずタスクビューで置き場所を見ます。見つからないまま同じ作業用の画面を増やすより、どのデスクトップに何があるかを確認する方が整理しやすいでしょう。

ブラウザで多数のタブを開いている場合は、「ウィンドウを分けること」と「その中のタブを整理すること」も分けて考えてください。今回はウィンドウ単位の整理です。不要になった調べものを残すかどうかは、作業が終わった時点で見直します。

使い終えたデスクトップを閉じるとどうなる?

タスクビューで、閉じたいデスクトップのサムネイルにカーソルを合わせ、閉じるボタンを選びます。Microsoftによると、そのデスクトップで開いていたアプリは、ほかの利用可能なデスクトップへ移ります。

デスクトップを閉じることと、アプリを終了することは別です。「学び」を閉じた後も資料の画面が残っていたら、移動先を確認してみてください。作成中の内容の保存も、各アプリで別に行います。

片付ける際は、まず保存が必要な内容を確認し、使い終えたウィンドウを整理します。その後で不要なデスクトップを閉じる順番にすると、画面が移った理由も理解しやすくなります。

次の作業を一つ決めて、二つの場所を使い分ける

仮想デスクトップの使いどころは、同時にすべてを見ることより、今取り組む用事の画面へ戻りやすくすることです。最初から細かく分類しすぎず、二つで役割が足りるか試してみましょう。

やること自体が曖昧な場合は、スマートToDoでタスクを整理する記事も参考になります。作業を決めたら、その作業に必要な画面だけを一つのデスクトップへ集めます。

今日の小さな一歩は、Windowsキー+Tabで今の状態を見ることです。学ぶ時間と、次のお出かけを楽しみにする時間。それぞれに名前を付けた作業場所を用意してみてください。

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